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復職に向けて② 〜「想定内」のうつ症状のぶり返し〜

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じんじょ
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こんにちは じんじょ(@jinjolifeshift) です。

今回は、復職に向けて準備を進める過程で起こった「想定内」のうつ症状のぶり返し、ついて記します。

会社の復職プログラム

主治医から「復職許可」がおり、会社の人事部に連絡を入れました。

会社のパソコンを開くのは、実に数カ月ぶりです。

若干の緊張を感じながらも、思っていた以上に心は穏やかです。人事と部長さんに「復職許可」がおりました、とメールで連絡を入れました。

早速、人事から折返しの返信をもらいました。

弊社の場合、わたしのようなうつ病による休職者が仕事に復帰する際、以下のような「復職プログラム」が社内ルールとして設けられているようです。

人事面談
産業医面談
復職検討会
復帰訓練(通勤)
復帰訓練(業務)

ステップが多段階に分かれており、かなり慎重にプログラムが組まれているように感じます。

人事との面談(STEP.1)、産業医との面談(STEP.2)を経て、部長さんを交えて復職までの道筋について合意を取ります(STEP.3)。その後、通勤訓練(STEP.4)、業務訓練(STEP5)を経て、正式な復職に至る、というプロセスです。

仕事に戻ることを前向きに捉えられるようになったとは言え、一抹の不安を抱えていたわたしとしては、非常にありがたいことです。

父がかつて勤めていた会社でも、同じようなプログラムが設けられていたそうです。どのような法的な枠組みがあるのかはわからないのですが、多くの大手企業ではこうした整備が行き届いているだろうと思います。久方ぶりに、会社に対して恩義を感じました。

最初のステップとして、まずは人事担当者とテレビ会議で面談をしました(STEP1)。会社の人と話をするのも、やはり数カ月ぶりです。

そんな緊張を察してか、担当者の方は、優しい口調で対話に応じてくださり、臆することなく病状や最近の体調などをお伝えすることができました。

面談後、次のステップとして、産業医面談を設定いただけるとのこと(STEP2)。

本日の面談内容は、人事から、お医者さまに事前にお伝えいただけるそうです。

また、日々の生活を記録するための用紙を渡され、産業医との面談までの期間、睡眠時間や日中の活動などを記録するように、と言われました。

復職を意識して起こる、うつ病症状のぶり返し

数カ月ぶりのメール作業、数カ月ぶりの会社の人との面談。また、これに続く数カ月ぶりの出社、産業医面談、部長さんとの顔合わせ。

やはり、仕事に戻ることに対して、少なくないストレスを感じていたのだろうと思います。

案の定、以下のような「うつ症状」のぶり返しがありました。

❶ かつての上司の言葉が頭の中で反響

1つ目、かつて上司に言われた言葉が思い出され、頭の中で反響してしまう。気分の落ち込みや、軽いイライラの症状が現れました。

頭の中に浮かんでくるこれらの「思考」は、自分ではコントロールすることができません。次から次へと当時の記憶が蘇ります。いわゆる、「自動思考」というものでしょう。

このときは、カウンセリングで教わった「認知療法」を実践し、頭の中に浮かんでくる考えをひたすら紙に書き出して、自動思考を意識的にキャッチするよう努めました。

自動思考を捉えて、シートの上にアウトプットしていくにつれ、「辛い」「悲しい」「情けない」という気持ちは、徐々に「怒り」の感情へと置き換わっていきました。一通り、上司への悪口を用紙に書きなぐったところで、心の中の感情の波が、だいぶ静まっていることに気が付きました。

前回の記事で、

じんじょ
じんじょ

これからは、「心の声」に耳を傾ける!
自分にもっと優しくする!

と宣言しましたが、「怒り」の感情も、わたしが無視し続けてしまっていたものの一つだったのかもしれないと、このとき気付くことができました。

じんじょ
じんじょ

心くん、ごめんよ…

❷ 妻とのケンカから数カ月ぶりの癇癪発作

2つ目、妻とのケンカから数カ月ぶりの「癇癪発作」が起こってしまいました。いわゆる「ブチギレてしまう現象」は、うつ病発症当初、わたしが悩まされていた症状です。

その日、妻の発した「ニート!」という言葉に、わたしはひどく傷ついてしまいました。

後で妻と話をしてみると、どうやら先に傷つける言葉を発していたのは、わたしの方だったようです。

売り言葉に買い言葉だったのでしょう。

普通の状態であれば、何ということもない言葉でも、復職に向けて不安を抱えていたわたしの心には、とても重い言葉でした。特に、妻の口からその言葉が発せられたことが、とてもショックでした。

先にケンカを吹っ掛けてしまったのはわたしの方なので、完全に自業自得です。しかし、その日は一日中、「一番信じていた人に裏切られてしまった…」という強い観念に囚われてしまいました。

イライラする。

むかむかする。

落ち着かない。

ソワソワする。

夕方、ついに我慢しきれずに、感情が心の器から溢れ出てしまいました。

「アァー!!!」

わたしは、怒りの感情を抑えることができずに、大きな声を張り上げました。このように感情の制御が効かなくなってしまったのは、本当に久しぶりのことでした。

およそ半年ぶりの、癇癪発作。

自分でも、ショックを受けました。自分の心が、昔と比べて傷つきやすくなっているのかもしれないと思い、情けなく感じました。

最近は、ほぼすっかり元通りの気分で過ごしていたのですが、なかなか100%完全回復とはいかない病気なのだなぁ、と改めて痛感しました。

それでも、この記事を書いている今現在、わたしは前向きです。

以前の記事にも書いたように、

  • 100%元通りになる必要はない
  • むしろ病気になってしまった自分に戻ってどうするの?
  • 新しい自分にアップデートする良い機会だ

と捉えることができています。

上手いこと、自分の体や心と折り合いをつけていく術を、少しずつ身に付けていければと思っています。

❸ 悪夢で夜中に目を覚ます

3つ目、悪夢で目を覚ますことが度々ありました。日中の活動にそれほど支障はないものの、あまり気分の良いものではありません。

「うわぁー!!!」

と声を張り上げて、夜中に目を覚まし、隣で寝ている妻に助けを求めます。

夢の内容は、大抵仕事に関係するものでした。

じんじょ
じんじょ

なぜか社長に呼び出され、元上司が立っている目の前で、ガクガク震えながらスピーチをさせられたり。。。

緊張しながら新しい職場に赴任し、周囲の人の優しさに安堵したのもつかの間、謎の大量虐殺事件が発生して、職場の人がみな殺しにされてしまったり。。。

だいぶ不可思議な夢ばかりです(笑)。

自覚はなくとも、やはり仕事に戻ることに対して、心の声は「不安」や「恐怖」を訴えているのだろうと思います。

主治医の言葉:ぶり返しは「想定の範囲内」、むしろ順調と考えても良い

いろいろな症状のぶり返しが起こっていますが、わたし自身はそれほど悲観していません。

復職に当たって、気分の上がり下がりに波があるのは当然だし、うつ病ではない人だって同じような境遇だったら気が重いに決まっている。

落ち込むこと、イライラしてしまうことがあったとしても、それが何日も尾を引くことはありませんでした。平均的に見れば、むしろ体調は良好です。日中は勉強に励んだり、ブログを書いたり、読書をしたりと、充実した時間を過ごせています。

こうした考え方は、主治医の先生から教わったものです。

上記のような不調は、診察のたびに主治医にお伝えしていましたが、先生の見解も「想定の範囲内」というものでした。

「気分や体調に波があるのは仕方がない。普通の人であっても、今日はなんだか気分が乗らないなぁ、とか、大した理由もなく落ち込む日だってある。

「復職に向けてストレスがかかるのは避けようがない。」

「ストレスを全くかけずに仕事に戻るのはほぼ不可能だし、逆に不自然ですらある。」

「ストレスがかかれば当然体調面や気持ちの面で浮き沈みが生じてしまう。問題は、それに心が耐えうるか、ということ。一度落ち込んでしまっても、時間が経つにつれて、自分で立ち直ることができれば問題ない。」

「完全に無風の状態で復職ができるというのは、むしろ稀有なケース。平均的に見てこの1週間、2週間どうだったのか、で調子を判断をするように。」

これらの主治医の言葉は、わたしがこの病気と向き合う上で、大きな心の拠り所となっています。

今のわたしの心は、これらの感情の起伏を、正面から受け止めることができている、耐えることができている、と感じています。

なお、悪夢に関しては、以下のように説明をされました。

夢見に効果があると言われている抗うつ薬もあるが、抗うつ薬を3種類併用することはできない。かと言って、このタイミングで薬を置き換えるのも得策ではない。日中になにか夢と関係する出来事があったわけでもない。おそらく復職に向けたストレス反応の一つということになるのだろう。悪夢で目を覚ましてしまっているのが、2週間の間の4日間。少なくはないかもしれないが、毎日というわけでもない。もう少し様子を見ましょう。

気分の上がり下がりに関しても、一度落ち込むとずっと立ち直れない、という状態はありません。

「復職に向けたペースとしては、むしろ順調と考えても良い」という言葉を、先生からいただくことができました。

わたし自身も、今のところ、順調に復職に向けた階段を上ることができていると感じています。

(続く)

じんじょ
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最後までご覧いただきありがとうございました!

この記事が、先の見えない不安に苛まれていた、かつてのわたしのような人に届き、少しでも希望を与えられることを願っています。

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