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うつ病の治療⑥ ~復職を目前にうつ症状が再燃(リフレックス2錠、2週間)~

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不安① 仕事に行く時間に起きられない

じんじょ
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こんにちは 東大卒×元駐在員×うつ病 じんじょ です。

リフレックスを増量したおかげで、数週間にわたって体調は安定し久しぶりの平穏な日常を取り戻していました。徐々に診断書の期限、つまり復職が近づいてきます。

気掛かりな点がありました。それは朝の起床時間です。
少しずつ前倒しにして9時ごろに起きられるようになったのですが、それより早くすると身体の不調を感じました。

8時に目覚ましをかけてもとにかく起きるのが辛い
むりやりに目を覚ましても、副作用の眠気のせいか、日中もまどろむような感覚で、ダルさを感じます。

頭の回転も鈍くなってしまった印象です。
頭痛に悩まされることもありました。

復職して会社に通勤をするのであれば、7時過ぎにはベッドから出て身支度を始めなければいけません。正直、7時に起きられる気はしませんでした。

不安② 会社の友人とのランチでひどく落ち込む

もう一つ、復職に対して強く不安を感じる出来事がありました。
会社の同期との久しぶりの会食後に、ひどく気持ちが沈みこんでしまったのです。

その友人は異動でこちらに引っ越してきたらしく、私が休職しているとはつゆ知らず、ランチに誘ってくれました。うつ病になったことは会社でも一部の人にしか伝えておらず、彼にも連絡をもらって初めて打ち明けました。

同期で寮生活を共にした仲の良い友人ではありましたが、正直、会社の人と会うのは気が引けました。

それでも、復職に向けたトレーニングだと思い誘いを受けました。
気を遣ってくれたのか、私の家の近くのレストランを予約してくれました。

「久しぶり!」

うつ病を発症して以来、友人と会うのは初めてです。
久しぶりの再会ということもあり、笑顔が強張ります。

当日は料理を食べながら、1時間半ほど他愛もない話をして過ごしました。
しかし、私には再会を懐かしむ余裕はありませんでした。

どうしても話題は会社や仕事のことに及びます。うつ病で会社を休むことになってから、家族は仕事に関する一切の話題を私から遠ざけてくれていたので、久しぶりの感覚でした。

自分は病気になって会社を休んで周りに迷惑をかけているのに対し、同期は周囲から認められ、部下を持って着実にキャリアを歩んでいる。

憂うつでした。

妻は、疲れ切った状態で帰ってきた私の様子が、うつ病が始まったころの様子と重なって見え、とても心配になったそうです。
私自身、あまりはっきりとは覚えていないのですが、顔が暗く、眼がうつろで、話しかけても反応が鈍くまともに会話にならなかったそうです。

仕事に行く時間に早起きするため2錠に減量

診断書の期限まであと2週間となりました。
そろそろ復職の相談をする頃だろうか、と思いながら診察に向かいました。
病院へは実家から父が駆けつけてくれました。

先生に、体調は安定していた一方で朝仕事に行く時間に起きられないことを伝えました。この問題に対処するため、薬を2錠に減量することにしました。

もう一つの不安要素については、父が先生に尋ねてくれました。
友人との会食後の落ち込み事件です。
父は妻から話を聞いて心配をしてくれていたようです。
まだ仕事に戻るのは早いのではないか?と妻や父は思っていたようです。

先生の返事はこうでした。

復職に際して、全くストレスを感じない、動じなくなる、というのはハードルが高すぎるし逆に不自然でもあります。ストレスをある程度感じながらでも、それに本人が耐えられるかどうか、というところだと思う。ご本人としては復職に対してどう思いますか?」

正直、仕事に戻りたいとは全く思えませんでした。

ただいつまでもそう言っているわけにも行きません。
友人とのランチの後は案の定落ち込んだが少しずつ慣れていくしかない、そう考えていたことを伝えました。

逆に、うつ病が回復が感じられる好ましい出来事もありました。
テニススクールの申し込みの際、受付の人の不手際で1時間半待ちぼうけをくらわされたのですが、あっけらかんとして帰宅した様子に妻は心底安堵したそうです。受付の人に対してイライラ発作を起こしていないだろうか、と心配をしてくれていたようでした。

「なるほど、はっきりと回復が感じられることもあったわけですね。」

先生が言いました。

いずれにしろ、起床時間の問題を解決しないことには先に進めません。
ひとまず薬を2錠に減らして朝仕事に行く時間に起きられそうかを確認し、復職のストレスに耐えられそうか、という問題はまた2週間後に相談をしましょう、ということになりました。

うつ症状の再燃・不思議なイライラ発作の悪夢

薬が2錠に減ったものの、やはり仕事に行く時間には起きられませんでした。
7時半に目覚ましをかけて一度は覚ますものの、意識があちら側の世界から戻ってきてくれない。
結局9時頃まではぼーっとしたうつろな状態のまま過ごしました。

また、友人とのランチがきっかけとなったのか、復職を本格的に意識し始めたせいなのか、明らかに不調が増えていきました。

まず、日中になんとなくイライラしてしまうことが増えました。

厄介なことに、この病的なイライラの感情は私の理性を支配します。
仕事から帰宅後、家が片付いていないことに対して小言を言う妻に、反射的に「うるさい!!」と声を荒げてしまったこともありました。

自分でもびっくりの脊髄反射のような行動でした。
声を発した後で、自分が出してしまった大声に自分で驚くような始末です。
妻には後で謝りました。

頭脳もどことなく低速運転のようで中小企業診断士の勉強も捗りません。

そんな中、ある夜、うつ病のイライラ発作が起こる不思議な夢を見ました。

夢の中で、私が病気であることを知人に小バカにされて、イライラ発作が発動しました。
「あぁぁぁー!!」と叫びたい気持ちをむりやりに抑え込み、身体を硬直させプルプルと震えながら、なぜか手に持っていた茶碗を床に投げつけそうになるのを懸命に堪えていました。
時間をかけて破壊衝動をなんとか抑え込んだ私は、茶碗を抱きかかえながら、床に倒れこみ、泣き崩れていました。

とてもリアルで、本当に苦しい悪夢でした。

よっぽど私の様子がおかしかったのでしょう。隣で寝ていた妻に起こされました。

「大丈夫?」

「はぁはぁ」と声を上げなら肩で息をして、過呼吸のような状態になっていたようです。

妻に起こされてしばらくすると呼吸は元に戻りましたが、過呼吸の副作用で酸素が足りなくなっていたのか、その後もしばらく息苦しかったのを覚えています。

この悪夢の晩だけではなく、全般的に眠りの質が悪化しているように感じました。夜の間中、うっすらと意識があるような感覚です。早朝のおかしな時間に目が覚めてしまうこともありました。

睡眠薬デパス1錠を追加

2週間が経ち、診断書の期限の日がやってきました。
この日は診察日。今回も父に付き添ってもらっています。

この2週間、久しぶりに調子があまり良くないことを伝えました。

考えられる原因は以下の3つ。

  1. 復帰に向けたストレス
  2. 薬を減薬したことによる影響
  3. 朝早く起きようとして睡眠の質が悪化

「どれも考えられるところですね」

というのが先生の返答でした。

「今の状態で復職OKの判断を下すのは勇み足ですね」

と、もう1週間様子を見ることになりました。
診断書の期限は、“約”という書き方をしているので厳密なものではないそうです。

まずは 3. 睡眠の質 の原因を潰すため、睡眠薬が追加されました。
デパス(一般名:エチゾラム、1錠)というお薬です。

睡眠の質さえ改善すれば再燃してしまったうつ症状を抑え込めるのか、それとも他の要因の影響が大きいのか、を判断しようという意図です。

(続き)

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