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うつ病闘病記:復職に向けて① 〜「メンタルが強い」の脆さ・「心の声」に耳を傾ける〜

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ついに、主治医から「復職許可」がおりました!

じんじょ
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こんにちは じんじょ(@jinjolifeshift) です。

「うつ病闘病記」の前回の記事で、

  • 休職を3ヶ月延長
  • 睡眠薬(デパス)と抗うつ薬(サインバルタ)を追加
  • カウンセリングによる認知療法がスタート

したことを書きました。

その後、今に至るまで、幸いにも体調は非常に安定しています。日中は、中小企業診断士の試験勉強に取り組んだり、読書をしたり、ブログを書いたりして過ごしていました。

懸念点であった起床時間も、無事にクリアできています。毎日の起床時間は、6時半〜7時ごろ。通勤にも十分間に合う時間です。

そしてついに、先日、主治医から正式な「復職許可」がおりました!

この記事を書いている今現在、会社の復職プログラムに沿って、職場復帰へ向けた準備を進めている最中です。

振り返り:「うつ病」で休職してからの体調の回復過程

ここで少し、休職をしてからこれまでの「回復の過程」を振り返ってみたいと思います。

精神科にかかるようになってから、わたしは下のような日誌をつけるようにしていました。

毎日記録していた体調日誌

目的は、

  1. 先生に体調の変化をわかりやすく伝えること
  2. 自分自身で回復具合を見える化すること

の2点です。

以下の項目をスマホの日記アプリに毎日記録し、診察前に表にまとめて先生にお見せしていました。

  • 3段階で体調を判断
    (良い ◯、イマイチ △ 、悪い ✕ )
  • 睡眠時間と睡眠の質
  • その日の行動
  • 不調①:熱
  • 不調②:だるさ、体の重さ
  • 不調③:そわそわ、むかむか、イライラ
  • 不調④:癇癪発作

上の日誌は、まだ休職して初期のころのものです。このころは、微熱、倦怠感、不眠、癇癪発作など、毎日何かしらのうつ症状に苦しめられていました。

こうした不調は、治療を進めるにつれ徐々に減っていきました。表の空白の部分が少しずつ増えていくのです。

治療の過程は、体調は良くなったり悪くなったりの繰り返しですが、しっかりと記録を付けることで、わたし自身、少しずつ回復に向かっていることを実感することができました。

せっかくですので、毎日3段階で記録していた体調の変化をグラフ化してみました。

体調は、良い ◯、イマイチ △ 、悪い ✕ 、の3段階です。

体調が悪いと、グラフはベースラインまで落ち込み、良い状態を維持できれば高い位置を保つことができます。特に初期のころは、グラフがギザギザしていて、良い状態をキープできていなかったことが、おわかりいただけますでしょうか?

こうして見ると、長い道のりではありましたが、着実に快方に向かって歩みを進めてきたことがよくわかります。

休職をして抗うつ薬を徐々に増量し、3錠にまで増やしたことで、久しぶりの平穏な日常を取り戻すことができました(約60日〜:前の記事はこちら【うつ病の治療④】)。

その後、本格的に復職を意識し始めて、うつ症状が再燃。残念ながら、休職を延長し、睡眠薬と抗うつ薬を追加することになりました(約140日:前の記事はこちら【うつ病の治療⑦】)。

しかし、その後は安定した日々を過ごすことができ、ついに「復職許可」にまでたどり着くことができました(約230日)。

気持ちの変化:休職延長時よりも明らかに前向きに考えられるようになった

上のグラフで見ると、復職を延期する前、薬を3錠まで増やして以降の日々は(約60日〜)、体調の面ではとても安定していたように見えます。

しかし、当時はまだ、「気持ち」の面で仕事に戻る準備ができていなかった、と今振り返ってみて思うのです。

3ヶ月前の当時と比べて、今では明らかに「前向きに物事を考えられるようになった」と感じています。

休職をして以降、初めて復職を意識するようになった3ヶ月前は、まだいろいろなことが不安でした。

「ランチで一緒に食べる人がいなくて、一人ぼっちだったらどうしよう…」

など、今考えると、とても些細なことがすごく気になってしまっていました。

それが今は、仕事に戻ることについて、とても前向きに捉えることができています。

じんじょ
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どんな仕事をすることになっても、それなりに楽しめるだろう。

少なくとも、駐在していたころからうつ病を発症するまでの、一番つらかったとき程しんどいことはないだろう。

最悪、どうしても合わなかったらまた異動させてもらえばいい。

仕事を辞めるとか、変えるっていう選択肢だってなくはないんだ。

「異動願い」を出す決意・「なんとかなるだろう」という勇気

それに伴って、気持ちの面でもう一つ変化がありました。

復職にあたって「職場を変える」ことに一切の迷いがなくなったのです。

もちろん、会社側の都合があることは重々承知しています。自分の希望がどこまで通るかは、別の話でしょう。

それでも、きちんと、

じんじょ
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「異動願い」を出そう!

と、わたしの中で決意が固まったことは、大きな変化でした。

かつては、

「異動したところでこんな自分が新しい職場でやっていけるのだろうか、、、この思いは心の弱さからくる甘えなのではないか、、、」

と、どこまでも煮え切らない自分がいました。

そんなわたしに対して、先生は「判断を先延ばしにするように」と助言をしてくれました。うつ症状が重いときは、「重要な決定を延期するべき」というのがセオリーです。

もやもやとした気持ちを抱えつつも、ひとまずは先生のアドバイスに従い、これまでこの問題を棚上げにしていました。

「重大な判断は先延ばしにすべき」精神科医の助言はコチラ:

うつ病の発症③ ~セカンドオピニオンで病気を受け入れる~

結局のところ、判断を据え置くべき、という先生の助言は大正解でした。

はっきりと決意が固まった今となっては、「新しい職場に適応できなかったらどうしよう、、、」と、くよくよしていた頃の自分が、別人のように感じます。

今は、良い意味で「諦観」できているように思うのです。

王道の出世コースからは外れてしまったし、下手に守る体裁もなくなったので逆に気が楽だと。

もちろん、こんなことを言いつつも、会社に戻ったら一生懸命、仕事に取り組むつもりです。

自信が漲っている、とまでは言いませんが、相応の「自信」を取り戻すことができたように思います。もちろん、不安な気持ちはあります。それでも、

「なんとかなるだろう」

と、今では考えることができます。

こうした変化は、追加した抗うつ薬によってもたらされたものかもしれません。

それでも構いません。

ここまでたどり着いた、という「結果」がわたしにとっては大切なのです。

休職中に取り組んでいた資格勉強、ブログ、SNSなどで、会社の外にコミュニティが広がったことも、もしかするとプラスに働いているのかも知れません。

改めて振り返ってみると、随分と遠い所まで来たなぁと、しみじみ感じます。これまでよく頑張ったなぁ、と自分で自分を誇らしく思います。

自分の「気持ち」に耳を傾けることの大切さ

うつ病発症の経験から、わたしは一つ、とても大切なことを学びました。

それは、

自分の「心の声」に耳を傾ける

ということです。

このことは、Twitter上の友人であるMa.satoさん(@Ma_Sato33とのやり取りの中で、再発見することとなりました。

わたしは職場で同僚から、

「じんじょさんはメンタル強いよね!」

と言われていました。

自分でも、「適応力」にはそれなりに自信がありました。

「君なら、どこに行ってもやっていけそうだよね」と、複数の上司から言われたこともあります。自分でも、その気になっていました。

あまり人を好き嫌いで選り好みするタイプではないので、だいたいの人とはそれなりに上手くやれるだろうと考えていました。学生時代は、ちょっとした悪友とつるんでいましたし、大抵のノリにもついていけると思っていました。

良く言えば「適応力があって世渡り上手」、悪く言えば「良い格好しいの八方美人」。

ですが、Ma.satoさんのご友人の話を聞いて、はっとさせられていました。

Ma.satoさんのご友人も、わたしと同じように「メンタルが強い」と言われていたにも関わらず、無理をして精神面で調子を崩されてしまったそうです。

この話を聞いてわたしは、

じんじょ
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「メンタルが強い」と見られることは、ほんとうの意味での「強さ」ではないのかもしれない

と、強く思いました。

自分では強みだと思っていた「精神的なタフネスさ」が、実はガラス細工のようにとても危ういものだったことに気付かされました。

同僚に褒められたわたしの「強さ」は、自分の気持ちや、「心の声」に無理矢理にフタをして、見て見ぬふりをしていただけの、脆くて壊れやすいものでした。

良い格好しいのわたしは、人から嫌われたくないが故に、周りに合わせすぎてしまっていたのだろうと思います。そうして過ごしているうちに、いつの間にか「心の声」がとても小さくなってしまったのでしょう。

「つらい」

「苦しい」

「悲しい」

「寂しい」

わたしは、こうした「心の声」に全く気付いてあげることができませんでした。

いや、気付きながら、気付いていないフリをしてしまっていただけなのかもしれません。

きっと本当に「強い」人というのは、周りの人だけではなく、「自分の気持ち」にも優しく接してあげられる人なのだろう、と思いました。

もう一つ、別の友人が言っていた言葉が脳裏をよぎります。

「おれはメンタルが強くないから、上手いこと自分のワガママを通してきた。」

きっと彼のような姿勢のほうが、精神的にはよっぽど健全なのでしょう。

「これまでずっと気付いてあげられなくてごめんね。」

そう自分の心に語りかけ、これからは、「自分の気持ちも大切にする」と決意を新たにしました。

周りの人が、わたしのことを「好き、嫌い」と判断する権利を持つように、わたしも「付き合う人を選ぶ権利」があるはずだ、と思いました。

人生の第2章に向けて、そうして少しずつでいいから、本当の「強さ」を身に着けていきたいと思っています。

(続く)

じんじょ
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最後までご覧いただきありがとうございました!

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