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うつ病の治療② ~停滞期:ソファから一歩も動かない虚無の日々(リフレックス1錠、2週間)~

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妻を自宅に残して帰省・学生以来の実家暮らし

じんじょ
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こんにちは 東大卒×元駐在員×うつ病 じんじょ です。

この時期から、しばらくの間実家に帰省することになりました。妻は自宅で1人でお留守番です。うつ病の投薬治療が始まってから2週間が経過していました。

前の記事で、むりやり実家に連れ帰ろうとする両親にイライラ発作が発動してしまった話を書きましたが、この頃は妻のあたらしい仕事が始まったタイミングで、家の中が慌ただしく、夫婦で共倒れになることを心配してくれていたようです。

たしかに妻もイライラしていることが増えていたように思います。

妻を思いやる余裕のないわたしとしては、「なぜ帰らなくてはいけないのか?」といら立つ思いが強く、しぶしぶ仕方なくという不満げな心持ちでしたが、今思えば両親の判断は正解でした。

休職期間に入り職場からキョリをおける安堵感からか、一番ひどい状態は脱したものの、これからしばらくの間うつ症状に苦しめられる停滞期が始まります

停滞期の始まり:ソファから一歩も動かずに過ごす虚無の日々

抗うつ薬リフレックスを1錠に増やしたことで眠気がさらに強まり、毎日昼前まで眠るようになりました。

床に就くのはだいたい24時頃ですので、ほぼまる半日眠っている計算です。起きてからはリビングに移動して、一度ソファに横になるとそこから全く動かずに残りの半日を過ごしました。食事とトイレ以外の活動はほぼゼロです。

とにかく体がだるくて重い

かと言って、何もせずにじーっとしているのも、ソワソワと気持ちが落ち着きません

気を紛らわすため、日中はソファに寝転がったままアニメやYoutubeを観て過ごしていました。

ただし、テレビの音が頭に響いて耐えられない日もありました。

そんな日は代わりにマンガを読んでいたのですが、活字の多い読書は動悸がしてしまい体が受け付けてくれませんでした。

熱っぽいと思って体温を測ると大抵7度と少しの微熱があります。

微熱はほぼ毎日続いていました。

ただ、憂うつや不安に悩まされることは少なく、そういった気持ちは治療が進んだもう少し後になってからより深刻になっていきます。思考力が動物なみに低下しすぎていたせいで、憂うつや不安を感じることすらできなくなっていたのかもしれません。

3回目の診察で抗うつ薬を2錠に増量

抗うつ薬リフレックスを1錠に増量してから2週間が経過しました。診察の日、今回は仕事のある妻に代わって父に付き添ってもらいました。

やはり待合室でソワソワ、落ち着かない症状が現れます。居ても立っても居られない、どこかここではない別の場所に逃げ出したい

ドキドキ、心臓の音が大きく聞こえます。動悸がして体が小刻みに震えてきました。

わたしは抗うつ薬での治療開始以降、毎日日記をつけるようにしていました。頭が回らずに口でうまく説明できなくても、経過を紙にまとめてくれば安心です。日記をもとに2週間の過ごし方や症状をまとめたシートを先生に渡しました。

「調子はどうですか?良くなってきていますか?悪くなっていますか?あまり変わらないでしょうか?」

日によって波があるが良くなってきている実感はないです」と伝えました。

「まとめシートによるとイライラの発作は2週間の間に1度だけのようですが、回数は減ってきていませんか?」

明かな発作は1度だけでしたが、ソワソワ、ムカムカ、モヤモヤしたイライラ発作の前兆のような気持ちに襲われ、発作の一歩手前でなんとか踏みとどまったケースは複数回あり、本人として改善している実感はありませんでした。

先生から2週間の経過について以下のように説明を受けました。

  • 血液検査によると特に異常はなく、微熱は心因性のものである可能性を捨てきれない(回りくどい言い方になっているのは、身体症状とうつ病の因果関係をはっきりさせることが難しいからなのだと思います)
  • 服用をはじめてから半錠で2週間、1錠で2週間が経っているのでこの容量で薬が合っているのであればそろそろ効果が出てもよいはず

抗うつ薬リフレックスがわたしに合うかを見極めるためにも、2錠まで増量することになりました。先生としては、2錠にしても改善の兆しが見られないようであれば別の薬を試すつもりのようです。

昼前まで寝てしまっているが、もう少し早く起きて一日3食、規則正しい生活をさせなくてもよいのでしょうか?

と、付き添いの父が先生に質問をしました。

先生曰く、

まだまだ前半戦なので焦る必要はない。お昼まで寝てしまっていても大丈夫。何かをしなきゃと思う必要もないですよ。症状に改善がみられてきたら、本を読んだり散歩をしたり、徐々に負荷をかけていきましょう」

とのことでした。

診察が終わり、その日は両親とファミレスでお昼を食べて帰宅しました。診察ですべての力を使い果たしたようで、疲労困憊で実家にたどり着きました。

(続く)

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